この記事の結論
- グループウェアは、オールインワン型(チャット・会議・メール・文書をまとめて使う)、ビジネスチャット型、国産グループウェア型(スケジュール・掲示板・ワークフロー中心)、業務アプリ型の4タイプに分けると選びやすくなります。
- 料金は1ユーザー月額450〜1,500円程度が中心で、無料プランがあるツールもあります(Slack、Chatwork、LINE WORKS、Larkなど)。
- 「社外とのやりとりが多い」「承認・申請を電子化したい」「ツールを1つにまとめたい」など、いちばん解決したい課題から選ぶのが失敗しないコツです。
- 迷ったら、10問の無料診断で自社に合う3製品を確認できます。
この記事では、グループウェア・ビジネスチャット・オールインワンツール10製品を、各社の公式サイト・料金ページ・ヘルプで確認した情報(情報確認日:2026年10月16日)をもとに比較します。
グループウェアとは?
グループウェアとは、社内のコミュニケーションと情報共有、業務の手続きをまとめて行うためのツールです。チャット、スケジュール共有、掲示板、ファイル共有、ワークフロー(承認・申請)などの機能があります。
最近は、チャットやビデオ会議を中心にしたツールや、チャット・会議・ドキュメント・承認・データベースまで1つにまとめた「オールインワン型」も増えています。基本から知りたい方は「グループウェアとは?」をご覧ください。
グループウェアの4つのタイプ
| タイプ | 特徴 | 向いている会社 | 主な製品 |
|---|---|---|---|
| オールインワン型 | チャット・会議・メール・ドキュメントなどをまとめて使える | ツールを1つにまとめたい | Microsoft 365、Google Workspace、Lark |
| ビジネスチャット型 | チャット中心で、すぐに使い始めやすい | メールや個人のLINEでのやりとりを置き換えたい | Slack、Chatwork、LINE WORKS |
| 国産グループウェア型 | スケジュール・掲示板・ワークフローなど社内の手続きが中心 | 紙やExcelの申請・回覧を電子化したい | サイボウズ Office、Garoon、desknet's NEO |
| 業務アプリ型 | ノーコードで業務アプリを作れる | 案件管理や申請などを自社に合わせて作りたい | kintone |
グループウェア10選の料金・機能比較表
| 製品名 | 料金(公式の表記) | 無料プラン | チャット | ビデオ会議 | ワークフロー | 社外とのやりとり |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Microsoft 365(Teams) | Business Basic 1ユーザー月額1,049円相当(年払い・税抜) | なし(1か月の無料試用) | ○ | ○ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| Google Workspace | Business Starter 1ユーザー月額800円(税別) | なし(14日間の無料試用) | ○ | ○ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| Lark PR | プロ 1ユーザー月額1,420円(年払い・税抜) | あり(20ユーザーまで) | ○ | ○ | ○ | ○ |
| Slack | プロ 1ユーザー月額925円(年払い) | あり(履歴90日) | ○ | ○ | 要問い合わせ | ○ |
| Chatwork | スタンダード 1ユーザー月額700円(年間契約・税抜) | あり(閲覧は直近40日) | ○ | ○ | 要問い合わせ | ○ |
| LINE WORKS | スタンダード 1ユーザー月額450円(年額契約・税抜) | あり(30人まで) | ○ | ○ | 要問い合わせ | ○ |
| サイボウズ Office | 1ユーザー月額600円〜(税抜・5ユーザーから) | なし(30日間無料) | ○ | 要問い合わせ | ○ | 要問い合わせ |
| Garoon | 1ユーザー月額900円(税抜・10ユーザーから) | なし(30日間無料) | ○ | 要問い合わせ | ○ | 要問い合わせ |
| desknet's NEO | 1ユーザー月額600円〜(税抜・5ユーザーから) | なし(30日間無料) | オプション | オプション | ○ | 要問い合わせ |
| kintone | 1ユーザー月額1,000円〜(税抜・10ユーザーから) | なし(30日間無料) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ○ | オプション |
※「要問い合わせ」は、公式サイトで対応状況を確認できなかった項目です。※料金・機能は2026年10月16日時点で各社の公式ページを確認したものです。プランによって使える機能が異なります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。※Larkは運営者が販売に関わるツールです。
全10製品の11項目(スケジュール、ナレッジ、タスク管理、カスタムアプリ、AI、メール、ファイル共有など)は、グループウェアの比較表で絞り込みながら比較できます。
グループウェアの選び方【5つのポイント】
1. いちばん解決したい課題を決める
「社内の連絡がメールや個人のLINEに散らばっている」ならビジネスチャット型、「紙の申請や回覧に時間がかかる」なら国産グループウェア型、「ツールが多すぎて情報が分散している」ならオールインワン型、というように、最初に解決したい課題からタイプを絞ると選びやすくなります。
2. 社外とのやりとりがあるか
取引先や業務委託先ともやりとりするなら、社外のユーザーを招待できるかを確認します。たとえばSlackは外部の組織とチャンネルを共有できる「Slackコネクト」、LINE WORKSはLINEユーザーとのトーク、Chatworkは組織外のコンタクトとのやりとりに対応しています。
3. 料金の総額と最低契約人数
1ユーザーあたりの料金に加えて、最低契約ユーザー数(サイボウズ Office・desknet's NEOは5ユーザー、Garoon・kintoneは10ユーザーから)や、年払いと月払いの違いも確認しましょう。
4. 無料プランの制限
無料プランは、メッセージの閲覧期間(Slackは90日、Chatworkは直近40日)や人数(LINE WORKSは30人、Larkは20ユーザーまで)に制限があります。本格的に使う前に、制限の範囲を確認しておきましょう。
5. 今のツールとの連携・移行
すでにメールやファイル共有に使っているサービスがある場合は、そのまま連携できるか、移行が必要かを確認します。
おすすめのグループウェア10選
オールインワン型
Microsoft 365(Teams)(日本マイクロソフト株式会社)

Teamsのチャット・通話・会議に、Word・Excel・PowerPoint・Outlook(Web版・モバイル版)、法人メール、1ユーザーあたり1TBのクラウドストレージがセットになったサービスです。
- 料金:Business Basicは1ユーザー月額1,049円相当(年払い・税抜)。一般法人向けプランは最大300ユーザー。1か月の無料試用あり
- 主な機能:Teamsのチャット・通話・会議・ウェビナー、法人メール、1TBのストレージ、Planner・To Doのタスク管理、Forms、Loop、AIチャット
Google Workspace(Google)

Gmail・カレンダー・Meet・Chat・ドキュメント・ドライブをまとめて使える、Googleのクラウドサービスです。
- 料金:Business Starterは1ユーザー月額800円(税別・通常料金)。Business Standardは1,600円。Starter〜Plusは最大300ユーザー。14日間の無料試用あり
- 主な機能:Gmail、カレンダー、Meet(Starterは100人まで)、Chat、ドキュメント、ドライブ(Starterは1ユーザー30GB)、Gemini、AppSheet
Lark(Lark Japan株式会社) PR

※Larkは、当サイトの運営者が販売に関わっているツールです。
Larkは、チャット・ビデオ会議・カレンダー・ドキュメント・承認・データベース(Base)などをひとつにまとめたオールインワンツールです。
- 料金:スタータープランは無料(20ユーザーまで・ストレージ100GB・ビデオ会議は1対1)。プロプランは1ユーザー月額1,420円(年払い・税抜、500ユーザーまで・15TB・ビデオ会議500名まで)
- 主な機能:チャット(リアルタイム翻訳あり)、ビデオ会議、カレンダー、ドキュメント、タスク、承認(申請フォーム)、Base(データベース)、業務フローの自動化、外部連絡先・外部グループでの社外とのやりとり
- 注意点:AIノートなど一部のAI機能は有料オプションです。
ビジネスチャット型
Slack(Slack Technologies)

チャンネルごとに会話を整理できるビジネスチャットです。外部の組織ともチャンネルを共有できます。
- 料金:フリープランあり(メッセージ履歴は90日間、アプリ連携は10個まで)。プロは1ユーザー月額925円(年払い)、ビジネスプラスは1,920円(年払い)
- 主な機能:チャンネル、ハドルミーティング(フリーは1対1)、Slackコネクト(社外の組織との共有)、ワークフロービルダー(有料プラン)、canvas・リスト(有料プラン)、Slack AI
Chatwork(株式会社kubell)

チャットとタスク管理をシンプルに使えるビジネスチャットです。社外の人ともやりとりしやすいのが特徴です。
- 料金:フリープランあり(メッセージ閲覧は直近40日、組織100人まで)。スタンダードは1ユーザー月額700円、プロフェッショナルは1,200円(いずれも年間契約・税抜)
- 主な機能:グループチャット、タスク管理、ビデオ/音声通話(有料プランは14人まで)、組織外のコンタクトとのやりとり(有料プランは無制限)、ストレージ(有料プランは1ユーザー10GB)
LINE WORKS(LINE WORKS株式会社)

LINEと同じ感覚で使えるビジネスチャットです。カレンダー・掲示板・タスクもあり、LINEユーザーともトークできます。
- 料金:フリープランあり(30人まで)。スタンダードは1ユーザー月額450円、アドバンストは800円(いずれも年額契約・税抜)
- 主な機能:トーク、音声/ビデオ通話(有料プランはグループ200人まで)、カレンダー、掲示板、アンケート、タスク、LINEユーザーとのトーク、メールとDrive(アドバンスト。スタンダードはDriveをオプションで追加可能)
国産グループウェア型
サイボウズ Office(サイボウズ株式会社)

スケジュール・掲示板・ワークフローなど、中小企業向けの機能がそろったグループウェアです。
- 料金:スタンダードコースは1ユーザー月額600円、プレミアムコース(カスタムアプリ付き)は1,000円(税抜・5ユーザーから、300ユーザーまでの利用を推奨)。30日間無料
- 主な機能:スケジュール、掲示板、ワークフロー、ファイル管理、メール、メッセージ、サイボウズ Office AI、カスタムアプリ(プレミアムコース)
Garoon(サイボウズ株式会社)

100人以上の企業向けに、細かな管理設定や他製品との連携に対応したグループウェアです。
- 料金:クラウド版は1ユーザー月額900円(税抜・1,000ユーザーまで、10ユーザーから)。初期費用0円、30日間無料
- 主な機能:スケジュール(施設予約を含む)、ワークフロー、掲示板、ファイル管理、メール、スペース、メッセージ、ポータル
desknet's NEO(株式会社ネオジャパン)

スケジュール・ワークフロー・文書管理などをそろえ、業務アプリ(AppSuite)も作れるグループウェアです。
- 料金:クラウド版は1ユーザー月額600円(ライト)・800円(スタンダード)・1,000円(プレミアム)(税抜・5ユーザーから)。30日間無料
- 主な機能:スケジュール、ワークフロー、インフォメーション、回覧・レポート、文書管理、ウェブメール、AppSuite(スタンダード以上)、チャット(プレミアムまたはオプション)、Web会議(オプション)
業務アプリ型
kintone(サイボウズ株式会社)

ノーコードで業務アプリを作れる業務改善プラットフォームです。ワークフロー(申請業務)、案件管理、プロジェクト・タスク管理などを自社に合わせて作れます。
- 料金:ライトコースは1ユーザー月額1,000円、スタンダードコースは1,800円(税抜・10ユーザーから)。30日間無料
- 主な機能:ノーコードのアプリ作成(ライト200個・スタンダード1,000個)、スペース、外部サービス連携・プラグイン(スタンダード以上)、kintone AI(スタンダード以上)、ゲストユーザー(オプション)
従業員規模・用途別の選び方
- 20〜30名以下で無料から始めたい:Lark(20ユーザーまで)、LINE WORKS(30人まで)、Slack、Chatworkの無料プランから試せます。→「中小企業向け・無料で使えるグループウェア」
- 社内のチャットを整えたい:ビジネスチャット型の違いは「ビジネスチャットツールの比較」で解説しています。
- ツールを1つにまとめたい:オールインワン型の違いは「オールインワン型ツールの比較」で解説しています。
- 100人以上で、申請や回覧を電子化したい:Garoonやdesknet's NEOなど、管理機能やワークフローが充実した国産グループウェアが候補になります。
導入の流れと注意点
- 課題と対象者を整理する:どの部署の、どの連絡・手続きを置き換えるのかを決めます。
- 候補を2〜3製品に絞る:比較表や無料診断で、条件に合う製品を選びます。
- 無料プラン・試用で試す:実際の部署で1〜2週間使ってみて、使いやすさと必要な機能を確認します。
- 運用ルールを決める:チャットのチャンネル(グループ)の作り方、社外ユーザーの招待のルール、ファイルの置き場所を決めます。
- 段階的に広げる:一部の部署から始めて、使い方が定着してから全社に広げると混乱が少なくなります。
