この記事の結論
- 手書きの申込書・日報や、取引先ごとに書式が違う注文書を読み取るなら、手書きと非定型(バラバラな書式)への対応を確認しましょう。
- DX Suite、SmartRead、LINE WORKS PaperOnは、手書き文字の読み取りへの対応を公式サイトで案内しています。非定型にはSmartRead、LINE WORKS PaperOn(スタンダード以上)が対応しています。
- 自社で作る帳票は、記入欄を枠で区切るなど書き方を工夫すると読み取り精度が上がります。
手書き・帳票の読み取りでよくある悩み
- FAXや郵送で届く注文書を、見ながら販売管理システムに入力している
- 手書きの申込書・アンケートの集計に時間がかかる
- 現場の手書きの日報・作業報告書をExcelに打ち直している
- 取引先ごとに注文書の書式がバラバラで、読み取る位置を決められない
製品の比較表
| 製品名 | 料金(公式の表記) | 手書き | 非定型 | 主な連携 |
|---|---|---|---|---|
| DX Suite | Lite 月額40,000円〜(税抜・初期費用0円) | ○ | 要問い合わせ | 会計ソフトを含む200以上のシステム・ツールと接続 |
| SmartRead | スモール 年額36万円(月額3万円相当・税抜) | ○ | ○ | API、RPA・データ連携ツール |
| LINE WORKS PaperOn | ライト 月額30,000円(年額契約・税抜、月800回) | ○ | オプション(スタンダード以上) | API、CSV、メール・FAX・複合機からのアップロード |
| Lark PR | 個別開発(要問い合わせ) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 承認・Base(データベース)で管理 |
(情報確認日:2026年10月16日)※Larkは運営者が販売に関わるツールです。
DX Suite

手書きの文章や注文書・帳票の読み取りに対応しています。Liteプランは月額40,000円〜(税抜)で、月18,000円分の無料枠を超えた分は従量課金です。
SmartRead

活字や手書き文字を読み取り、バラバラな書式(非定型)にも対応しています。導入事例として、注文書、申請書、申込書・ハガキ、口座振替依頼書などの読み取りが紹介されています。無償トライアルは500枚まで試せます。
LINE WORKS PaperOn

請求書・注文書・領収書・納品書などに加えて、手書きの作業日報の読み取りにも対応しています。メール・FAX・複合機からアップロードでき、非定型の帳票はスタンダードプラン以上で対応しています。
Lark(PR)
※Larkは、当サイトの運営者が販売に関わっているツールです。 AI-OCRの専用機能は要問い合わせです。Larkと連携するWebアプリを個別に開発することで、注文書などの読み取りに対応できます。読み取ったデータを承認やBase(データベース)で管理する用途に向いています。
定型帳票と非定型帳票
| 種類 | 例 | 読み取りのポイント |
|---|---|---|
| 定型 | 自社で作った申込書・アンケート・日報 | 読み取る位置を設定しておけるため、精度を上げやすい。帳票のデザインを工夫できる |
| 非定型 | 取引先ごとに違う注文書・請求書 | AIが項目を見つけて読み取る必要がある。非定型への対応が必須 |
読み取りやすい帳票の作り方(自社で作る帳票の場合)
- 記入欄を枠で区切る:1文字ずつ、または項目ごとに枠を作ると、文字の位置が安定して読み取りやすくなります。
- 選択肢はチェック欄にする:自由に書いてもらうより、選択肢にチェックを入れる形にすると、読み取りの誤りが減ります。
- 記入例を載せる:数字の書き方(「1」と「7」の区別など)や、日付の書き方を記入例で示します。
- 余白を確保する:記入欄の周りに余白を取り、ほかの文字や罫線と重ならないようにします。
- 薄い色の背景を避ける:記入欄の背景色や網掛けは、読み取りの妨げになることがあります。
導入の流れ(注文書の例)
例:FAXで届く注文書を販売管理システムに登録している会社
- 件数と取引先の数を数える:月に何枚、何社から届いているか、書式が何種類あるかを把握します。
- サンプルを集める:取引先ごとの注文書を数枚ずつ集めます(手書きの追記があるものも含める)。
- トライアルで読み取る:品番・数量・納期など、必要な項目が正しく読み取れるかを確認します。
- 確認の画面と手順を決める:読み取り結果と原本を見比べて確認する担当と手順を決めます。
- システムに連携する:APIやCSVで販売管理システムに取り込み、手入力をなくします。
読み取り結果を確認する運用のコツ
- 確認する項目を絞る:金額・数量・日付など、間違うと影響の大きい項目を重点的に確認します。
- 原本と並べて確認する:読み取り結果と原本の画像を並べて表示できる画面で確認すると、見落としが減ります。
- 読み取りを誤りやすい文字を共有する:「1」と「7」、「0」と「6」など、誤りやすい文字を担当者で共有しておきます。
- 手書きのくせが強い帳票は記入者に伝える:同じ人の帳票で誤りが続く場合は、記入のしかたをお願いします。
手書き日報をデータ化する例
例:現場の作業員が毎日手書きの日報を提出している会社
| 項目 | 手書きの日報のまま | データ化した場合 |
|---|---|---|
| 集計 | 事務担当がExcelに打ち直して集計 | 読み取ったデータをそのまま集計できる |
| 検索 | 紙のファイルから探す | 日付・現場・作業者で検索できる |
| 共有 | 紙を回覧する | 関係者がシステム上で確認できる |
導入前のチェックリスト
- 読み取る帳票が定型か非定型かを把握したか
- 手書きの帳票が含まれるか確認したか
- サンプルで必要な項目の読み取り精度を確かめたか
- 月間の処理枚数で料金の総額を比べたか
- 読み取り結果の確認と、システムへの連携の方法を決めたか
AI-OCR全体の比較は「AI-OCRおすすめ7選を比較」をご覧ください。
